About Selective Mutism

場面緘黙症とは:理解と支援の第一歩

場面緘黙症は、話す能力が十分に備わっているにもかかわらず、特定の社会的状況、特に人との関わりが求められる場で、声を出して話すことが一貫してできない状態を指します。これは単なる「恥ずかしがり」や「人見知り」といった性格の問題ではありません。

脳のメカニズムと生存戦略

この症状の根底には、脳の複雑なメカニズムが関わっています。社交の場において、外界からの刺激が脳内で「危険」と誤認識されることで、恐怖という強い感情が引き起こされます。

その結果、過剰な覚醒水準を下げようとする自己防衛反応が働き、話すことや動くことが極端に抑制されます。つまり、話せないことは、その人にとって無意識の「生存戦略」であり、差し迫った恐怖から自身を守ろうとする反応なのです。

出典:カンモクくん - 場面緘黙とは(当事者研究)

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